front stretch

本国アメリカじゃ定番ですね。キットも売られてます。 

  
        ストレッチ前
 
 
         ストレッチ後
  
画像は比較用に撮ったものではありませんがたまたま車高やタイヤサイズなどの変更は無い状態です。ストレッチ量は大人しめの2.0インチ。
2.0インチとしたのは本当に色んな事が絡んでいるのですが、フロントバンパー内にタイヤが収まり一見普通に見えるのも自分的には大事な項目の1つです。
フェンダーとタイヤの隙間を比較すると、むしろストレッチしてるほうが元々のタイヤ位置に見えてくるくらいシックリしてる気がします。
また、フロントバンパーの取り付け位置は純正のままです(純正バンパーも社外バンパーも小加工で取り付け可)。
アプローチアングルを稼ぐ目的のストレッチなのでフレームの延長は一切していません。
  
フロントをストレッチするには、フロントアクスルに関わっているもの全ての位置関係や長さなどの辻褄を合わせる必要があります。
 
1. ピットマンアーム(ステアリングギヤボックス)の位置
2. 1.に伴ってステアリングシャフトの長さと角度
3. コントロールアームの長さ
4. ドライブ(プロペラ)シャフトの長さ
5. コイルマウントとショックの位置

6. トラックバー(ラテラルロッド) ブラケットの位置

  
2.0インチのストレッチを実現させるためとはいえ、何となく割に合わない感のある作業内容なんですけどね・・・。
それでもおれはやってみたい!ということで結構がんばりました。
 
ストレッチ量を2.0インチとした理由・・・
 
・純正のフロントアクスルのコイルマウントがアクスルチューブセンターよりも2.0インチ前方へオフセットされている。
 
・ 換装用Dana44を作るときに、コイルマウントのセンターをアクスルチューブ軸上に作れば、フレーム側のコイルマウントに手を加えなくとも位置関係の辻褄が合い、アクスルの軸は2.0インチ前方へ出る。
 
・ アプローチアングル向上のためのストレッチなので、メインフレームの延長をしない。
 
・ メインフレーム前端からステアリングギヤボックスが出ない位置だと2.0インチ程度が妥当。
 
・アトラス2を組み込むと、フロントデフのドライブ(プロペラ)シャフトの設定長が2.0インチ短くなる。
 

・ そこでフロントアクスルを 2.0インチストレッチすればドライブ(プロペラ)シャフトは無加工のまま使用できる。

  

他にも細かな部分が多々ありますが、2.0インチとしたのはこれらが理由です。
 
  
純正のギヤボックス位置
 
  
ギヤボックス移動後
   
ギヤボックスを前方へ移動させることで社外製のスタビライザーを装着出来なくなってしまいましたが、ロングアーム化後は全く使用せずに普段も乗っていたので後悔はあまりありません(効果を知らないだけなのかも・・・