-LongArm Build-

#4

アームを塗装後にブッシュとJohnnyJointを組み付け、設定したアーム長にセットします。2009.06.11撮影

 

 

いよいよ、もう元へは戻れない・・・純正のアームブラケットを剥ぎ取ります。

リヤ右側のブラケットを剥ぎ取っている画像です。2009.06.13撮影

純正のアームブラケットは、溶接されているラインに沿ってグラインダーで切り込みを入れ、真ん中で二分すると呆気ないほど簡単に剥ぎ取ることが出来ます。
切り込みをブラケット板厚の1/2〜2/3程度入れれば、画像のようにモンキーレンチをテコの原理で使用し、何度か動かすと金属疲労でポロッと取れます。
 

 

ブラケットを剥ぎ取った後、残った部分をグラインダーで研磨しました。2009.06.13撮影

ブラケットを剥ぎ取るよりも、残った部分をきれいに整えるのが結構大変な作業で、鉄粉との戦い?です。

 

 

リヤロアアームがロングアーム化されました!2009.06.13撮影

きれいに整形した部分は、錆止め塗装後、黒に塗りました。

片ブシュ・片ピロのアームの場合、ピロをフレーム側とアクスル側のどちらにするのが良いのだろうか?と思われるかたがいらっしゃるかも知れませんが・・・
市販のロングアームキットを見ていると、メーカーやビルダーの考え方やリンク形式によって、フレーム側がピロになったりアクスル側がピロになったりしているようです。
自分の場合は、フレーム側は回転(アームの上下動)がメインで、アクスル側が捩れるのがメインだと思うので、前後輪ともにアクスル側をJohnnyJointにしました。
また、#2の最後の画像でも分かるように、総ストローク量が同じであれば、ロングアーム化することでアームの回転角度はショートアームの場合の半分にまで小さくなると言うのも、フレーム側がブッシュと思った1つの理由です。
フレーム側ピボットはショートアーム仕様の半分しか回転しなくても、アクスル側は大きくバンプ・ストロークさせて捩るわけですから、アクスル側はピロかな、という考え方です。
 

 

フロントロアアームがロングアーム化されました!2009.06.23撮影

実際の作業ではリヤに遅れること約10日、フロント側のロアアームもロングアーム化されました。

 

#5が LongArm Build の最終ページです。

#5へつづく・・・