-Bumper and Hitch-

 
自作した前後のバンパーです。いや・・・正確に言うと、自分が図面を画いて業者に制作依頼をしたバンパーです。リヤバンパーは、トレーラー牽引用のヒッチメンバーを兼ねています。
以前、機械設計や機械加工などを行っている職場で勤めていたので、図面を画くことも溶接や製罐(せいかん)作業も行っていましたが、退職したため図面だけを自分で画いて、当時からお付き合いのあった業者さんへ制作依頼をしています。

フロントバンパー 2006.07.10撮影

 
最初に製作したのは、リヤバンパーのほうでした。キャンピングトレーラーを牽引するためにヒッチメンバーが必要になったのですが、市販されているヒッチメンバーは、当たり前と言えばそうなのですが純正リヤバンパーの下側へ取り付けるものしか無く、デバーチャ・アングルを著しく犠牲にするものしかありませんでした。しかも高い!あらゆる車種別に製作するのでコストはかかるでしょうが、材料費をおおよそ勘定出来る人間から考えると、とてつもなく高い代物です。しかも、オフ車としての性能まで犠牲になってしまうとあっては、自分で納得の出来るものを作るしかありませんでした。
材料はやや特殊ですが、2インチ角のレシーバー差し込み部とするために60x60x4.5tという角パイプを使用しました。このパイプを使用すると、計算上は内寸が51x51となり、50.8x50.8の2インチレシーバーが差し込める、という計算です。
実際、アメリカ製の2インチ角のヒッチボールマウントはギチギチで差し込めましたが、リフトアップするにしたがってヒッチボールの位置が段々と高くなり、トレーラーの水平が保てなくなったために、より多くドロップしたタイプのヒッチボールマウントが必要となりましたので、こちらも図面を画いて製作してもらいました。こちらは50x50の国産材料を使用しましたので、スコンと脱着出来るようになりました。
 

ヒッチメンバー兼リヤバンパー  2006.06.14撮影

 

 

レシーバー部  右側にあるのがトレーラーからの配線を繋ぐコネクターです

 

フロントバンパーは、リヤバンパーの製作から3年ほど経ってから製作することになったのですが、流行の丸パイプ構造にしようか、リヤバンパーとの統一感を出すために角パイプ構造にしようか・・・散々迷った結果、リヤバンパーとの統一感を優先させて角パイプ構造としました。あと、オフで岩などにぶつけてもそう簡単には凹んだり曲がったりしない頑丈さや、パイプの曲げ加工をやらなくてもそれなりのデザイン出来ることなどを考慮すると、角パイプという結論に至りました。
頑丈さも求めたフロントバンパーは、4.5tの鉄板をちょうど純正バンパーのような形状のコの字状に曲げ加工したものをベースにして、両端を斜めにカットした60x60mmの角パイプを溶接し、角パイプの下側も厚みのある鉄板を溶接してボックス形状とすることで、強度とスキッド性を得られるようにしました。
 
前後バンパー共に純正バンパーより随分と重くなってしまいましたが、オフを楽しむためには仕方ない部分かもしれません。
今後は、サイドシルをガードするステップも同じ60x60の角パイプを使用して製作してみようかな、と思っています。

つづく・・・

仕様の変更があった場合には追加更新します